電験三種(電験3種)の勉強をはじめる前に、もう少し知っておいて頂きたいことがあります。頭に入れておくことで、役立つことを紹介いたします。
「直流において、電荷はプラスからマイナスへ流れる」といわれて、そのまま受け入れられればよいのですが、「なんだか取っつきにくいなぁ。イメージできない。電気をみたことないし。」
「発電所、送電設備、受電設備…。見たことないので頭に入らない。」
「数学の基本でどうしても理解できないところがある。調べてもむずかしい計算の説明があるけど、やっぱりわからない。」
このような場合は、書店で実用系の書籍を探してみてください。「電気がわかる本」「三角関数のよくわかる本」のような、”そもそも”を説明してくれたり、絵解きや写真で説明してくれる本があります。どうしてもわからないものは、悩まずに理解できそうなものを見つけましょう。
また、インターネットの活用もお奨めします。インターネットではたくさんの写真や文章、図などが公開されています。但し、探求心はそこそこにしておきましょう。
例えば、電力 × 時間 = 電力量 [k W・h]キロワットアワー と 仕事量の単位[J]ジュール は、使われる場合で表現が違いますが、同じ事です。
電験三種では、覚えなくてはならない単位が何百もあるわけではありません。この単位をしっかりと身につけることで、数式が少し簡単に見えたりします。また、つまらない引っかけ問題につまずいたりしません。電験三種の勉強のコツは、単位をしっかりと覚えることです。
「書く」ということは、ある程度、集中力が必要です。書きながら繰り返せば、単に読んで覚えるよりも効果が上がります。
特に理論や機械の公式は、読んだだけでは、なかなか覚えられない場合がありますが、書くことによって、かなり頭に残るはずです。
近頃は、パソコンの普及で、「書く」ということが減りました。子供の頃を思い出して、「書きながら繰り返す」ことをお奨めします。
覚える際に、箇条書きで覚えるように心掛けましょう。例えば、電気機器の特長についてであれば、長い文章を「○○○は、×××である。」と最初に結論の部分だけ覚えます。次にその間のことを箇条書きで抜き出します。想像以上に頭に残ります。
たとえ、結論の部分だけしか覚えていなくても、正解に導けることもよくあるのです。
文章問題は知っていなければ答えられないことが多いものです。全てきちんと覚えられなくても、正解できる問題も結構あります。普段の学習で幅広く読んで、印象に残しておくといった心掛けをしておくとよいでしょう。その際に「○○○は、×××である。」という覚え方をしましょう。
丸暗記しても構わない公式を「なぜ、そうなるのか?」と深く追求する人がいます。
電験三種で覚える公式の中には、その成り立ちを説明しようとすると、電験一種や二種、またはそれ以上の知識が必要となるものも少なくありません。深い理解を求めることに多くの時間を費やすことは、「効率よく電験三種に合格しよう」という本来の目的から外れることになります。
学生時代の数学では、「公式の証明」がつきまといました。しかし、電験三種の試験では、この証明問題ができたとしても点数はアップしないのです。